【最速ネタバレ】黒鉄の魚影の犯人動機ラスト・激アツポイント解説|コ哀・キール大活躍

名探偵コナン 黒鉄の魚影新聞

※本ページはプロモーションが含まれています。

毎年ゴールデンウイーク前のお祭りとなっている「劇場版名探偵コナン」の公開。

試写会鑑賞者から「コナン映画至上最高!」との感想で賑わう
2023年「黒鉄の魚影(サブマリン)」ですが、公式Twitterのリプ欄にネタバレを投下されるなど、公開前から何かと話題になっていますね。

アニメ化前からコナン漫画を愛読し、劇場版映画は必ず公開初日に観に行っている筆者としては、

「ネタバレしたところで劇場版コナンの面白さは損なわれない」

という持論から、事前にバンバンネタバレを取りに行って気持ちを高めています。
(絵に気を取られて話に置いて行かれる、ゼロの執行人のように展開や設定が複雑で理解が追い付かない、などの防止も兼ねて)

例年通り試写会は全滅したので、今年は思い切って「最速上映」に参加。

事前にリサーチしたネタバレと最速上映の情報を併せて、ガッツリ解説していきます!

※随時更新中

【鑑賞後追記】
コナン映画至上最高は伊達じゃなかったです。

※この記事は「劇場版名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」のネタバレを含むのでご注意ください。

目次

劇場版名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)の概要

世界中の警察が持つ防犯カメラをつなぐ海洋施設「パシフィック・ブイ」が東京・八丈島近海に建設され、本格稼働に向けて世界各国のエンジニアが集結。顔認証システムを応用した、ある新技術のテストが行われていた。

一方、コナンたち少年探偵団は、園子の招待で八丈島にホエールウォッチングに来ていた。するとコナンのもとへ沖矢昴(赤井秀一)から、ユーロポールの職員が、ドイツで黒づくめの組織のジンに殺害されたという知らせが入る。

不穏に思ったコナンはパシフィック・ブイに潜入するが、そこでひとりの女性エンジニアが黒ずくめの組織に誘拐される事件が発生。そして、八丈島に宿泊していた灰原のもとにも黒い影が忍び寄り…

劇場版名探偵コナン 黒鉄の魚影 公式HP

大ヒットアニメ「名探偵コナン」の劇場版シリーズ26作目。

黒の組織との対峙を描いた劇場版としては、

  • 漆黒の追跡者(チェイサー)
  • 純黒の悪夢(ナイトメア)
  • 黒鉄の魚影(サブマリン)

以来の4作目となります。

監督
立川譲
過去作→『ゼロの執行人』

脚本
櫻井武晴
過去作→『絶海の探偵』『業火の向日葵』『純黒の悪夢』『ゼロの執行人』『緋色の弾丸』

ゲスト声優
沢村一樹

物語の舞台となるインターポールの海洋施設「パシフィック・ブイ」の局長・牧野洋輔役

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「黒鉄の魚影」の犯人・動機は?

恐らく、今作のオリジナルキャラクターであるエンジニアの「直美アルジェント」が深く関係してくることは間違いないですね。

ゲスト声優である沢村一樹さん出演の海中アフレコイベントの動画が投稿されていましたが、アフレコ中に本編のシーンが数分流れます。

その中に「直美アルジェント」が出てくるのですが、予告編で倒れているはこの直美アルジェントですよね。
黒の組織に誘拐されたと公式あらすじに書かれているので、ペンダントに装備されているUSBに何か重要な情報が入っているのでしょう。

また、直美アルジェントを演じているのは声優の種崎敦美さんじゃないかという予想もあったので、重要人物であることは間違いなさそうです。

敵なのか味方なのか、どう絡んでくるか楽しみ。

▼アフレコシーンに頭出ししています。本編のシーンが数分流れています。

「黒鉄の魚影」の動機は?

今作は早々に「老若認証システム」を開発したエンジニアの直美アルジェントが、「パシフィック・ブイ」内でバーボンとベルモットによって拉致されます。

※「老若認証システム」
→AIが骨格などを読み取って、幼少期の顔写真から成長した顔を予測。その顔と合致する映像を防犯カメラから自動検知するシステム。
年齢や時間経過に左右されない顔認証が可能で、誘拐被害者の捜索など幅広い使用用途が想定される。

▼今作のオリジナルキャラクターであるエンジニアの「直美アルジェント」

「パシフィック・ブイ」は世界中の警察管轄の監視カメラが繋がる施設。

黒の組織の目的

「老若認証システム」を利用・改ざんして警察の監視カメラに映った過去の自分達の姿を消すこと
・直美を拉致して、システムの独占利用と改良を要求する。

エンジニアである直美を誘拐し、潜水艦に戻ったベルモット、バーボン。
ウォッカ、キールのいる前でペンダントにあるUSBに入っているデータを開くと、宮野志保のと灰原哀が顔認証システムで合致している画像が。

直美と灰原の接点は?

幼少期の直美と宮野志保は、アメリカで同じスクールバスに乗り合わせていた時期があった。
東洋人ということで嫌がらせを受けていた直美を宮野志保は庇ってくれたが、そのために宮野志保が標的になってしまった。

しかし、直美は自分のせいで嫌がらせを受けている宮野志保を助けることが出来ず、それをずっと後悔していた。

自分が作ったシステムにインターポールからオファーがあり、テスト段階で日本の警察管轄の監視カメラにアクセス許可を貰えた。

罪悪感から消息をずっと気にしていたことから、宮野志保の幼少期の顔写真を入れて検索したところ、10代後半の女性がヒット。「やっと見つけた!」と喜んでいたのもつかの間、小学生と見られる女児の顔画像も合致。どういうことだろうと疑問に思って2つの顔画像データをペンダント型USBに保存していた。

「死んだはずの宮野志保が、子供の姿で生きている可能性がある」という事実をウォッカはジンに報告。

「そのガキを俺の前へ連れてこい」とジンから灰原哀の誘拐を命じられるが、その他メンバーは「元々の計画になかったことはしない」と賛同しない。

灰原誘拐は、ウォッカとピンガで向かう。

犯人「ピンガ」は誰?

黒の組織が関わっていることは冒頭から明かされているので、今作の推理部分は『ラムの側近のコードネーム「ピンガ」が誰なのか』という点。

内部から直美誘拐を手引きした者がいるのではないかということで「パシフィック・ブイ」に勤務するエンジニアが疑われます。

「パシフィック・ブイ」に勤めるフランス出身のグレース。

女性に扮して「パシフィック・ブイ」に潜入していましたが、気づかせポイントが冒頭から分かりやすく散りばめられていたので、比較的推理しやすかったですね。

ジンを目の敵にしていて、ジンを潰して組織でのし上がりたいという野望があるため、ラムに可愛がられるよう取り入って片腕として活動している。

【推理ポイント】

  • コナンがコーヒーを2つ頼む際、親指と人差し指を立てて「2」を表したところ「1」と認識したため、フランス出身ではないと感づかれる。
  • 女性になり切るために飲み物を飲んだ後に飲み口に付いた口紅を指で拭う仕草が染み付いていた。自分が殺した同僚男性に変装してフェイク映像を撮る際にもそのクセが出てしまい、コナンに指摘される。
  • 首元はいつもスカーフで隠していたが、灰原を誘拐する際に蘭に蹴られた首のアザと喉ぼとけが決め手になった。

途中で声優さん変わったんか!?と思ったけど、クレジットを見ると「男性と女性の声を自由自在に操れる声優の村瀬歩さん」でしたね。村瀬歩さんの非常に正しい使い方。素晴らしい特性です!感動した!

【ピンガその後】

  • 老若システムにより、コナンが新一だと気づく。
  • ラムの元にコナンを連れていきジンを失脚させようと計画。コナンを捕らえようと襲い掛かる
  • コナンを逃がしたピンガは、単身で潜水艦に戻る
  • ジンに「お前を引きずり下ろすための土産を持っていく」と啖呵を切る
  • 潜水艇に乗り換えて潜水艦を脱出した黒の組織一行は、機密情報が満載の潜水艦を爆破するために時限爆弾を仕掛ける。
  • それを知らずにピンガが潜水艦に帰ってきて、爆発に巻き込まれて恐らく死亡。
  • ジンはあえて、潜水艦を爆破することをピンガに告げなかったと思われる。

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「黒鉄の魚影」は予告詐欺なし?

劇場版コナンの代名詞とも言える「予告詐欺」が今回はなし!?

それは有難いけど、詐欺部分を予想して楽しんでいたので少し寂しさもあるという複雑な心境。

予告を見直した感じ、「バイバイだね、江戸川コナンくん」のセリフはちょっと扇情的だったかな。

「天国へのカウントダウン」ムーブが来るのかと思っていたのだけど、そのセリフは浮上中の灰原のポエムの1つで、全然そんなことなかった。

「俺に任せておけば大丈夫だって言ったろ?」というコナンの言葉を心から信じられるようになってきた、灰原の心境の変化も感じました。バディ感増してきましたね。

それ以外は、詐欺っぽい詐欺はなかったかも。

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劇場版名探偵コナンにも反映される「多様性尊重」の波

今作には、

  • 人種間差別
  • ジェンダー問題
  • 世代間の分断・差別

といった差別も取り入れています。

コナンの映画でも、現代社会で問題視されているような要素を扱うようになったんだなと不思議な感覚になりました。

(世紀末の魔術師でも女性だと思っていた登場人物が男性で犯人(切り裂きジャック)だったという展開はありましたが)

緋色の弾丸で「父親(小五郎)が味噌汁をこぼして汚れた服を、娘(蘭)が着替えさせるなんて何ごとだ!」という文脈全無視の指摘がありましたけど、今作を見て、全方位を意識した作品作りが必要な国民的・国際的な大きなコンテンツになったのだろうなとも感じました。

※公開2日目で興行収入15億円を突破したとのこと!すんごい勢いですね!

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黒鉄の魚影の激アツポイントは?

「黒鉄の魚影」は博士がカッコイイ

個人的にはここが一番アツかった。

いつもは「クイズのおじさん」でギャグ担当になっている阿笠博士ですが、今回は「家族同然の灰原を助けたいという強い想い」が本当にカッコイイです。

「ぶつけてでも止めたるわい!」最高ですね。

灰原を助けに行くために発明品を携え、意気投合したホエールウォッチング船の船長に船を出してもらうのですが、船長が「発明品を見せてもらったが、あの人は大した男だよ」と博士を讃えていて、その声をバックに映し出された

『海風に吹かれながら、灰原のいる海を真っ直ぐに見据えて船上に佇む阿笠博士』

は最高にカッコ良くて博士してました。

本当はすごい人なのよあの人は。もっとこういう博士見たいわ。

コナンと蘭が灰原に人工呼吸を行う

これは公式が異例の声明を出したことで広く知れ渡ってしまったネタバレですね。

海洋施設、水中に沈む灰原、助けに行くコナン、という要素を考えたらありそうだなぁという感じですが、新一×蘭のカップル推しの方々から大ブーイングだとか。

水中に沈む車に足を挟まれて浮上できない蘭に、ペットボトルに入った空気を届けたコナンが気を失ってしまい、口移しで蘭からコナンに空気を吹き込んで助けたシーンが「14番目のターゲット」にありましたが、それが新蘭派の中では神聖化しているよう。

この騒ぎようなのでコナン×灰原だけのシーンだと思ったら、蘭からも灰原に人工呼吸をしているという情報も。

正直カップル云々には興味がないファンなのでそれならただの人命救助だよね、と思わないでもないですが。

蘭は灰原のことを気にかけ愛情を注ぎ、灰原も蘭に姉の面影を重ねつつ恋敵の側面もある蘭を不器用ながらも大切に思っているので、灰原を助けたいと必死で人工呼吸しているのだろう蘭を想像すると何だかグッと来るなと思っちゃいます。

ただの人工呼吸では終わらず、ちゃんとその後にフォローや見どころもあるとのことなので、新蘭派も落胆せずに見に行った方が良いとの意見多数。

幼馴染愛が強い青山先生がゴーを出している内容ですし、信頼して劇場に向かいましょう!

「(黒の組織が乗る)潜水艦の位置が分かれば狙撃できる」という、「純黒の悪夢」を彷彿とさせる赤井とのやり取りで、海中で花火ボールを炸裂させるコナン。

コナンの無茶を察した灰原が博士の制止を聞かずに海に潜る。

酸素も水中スクーターも吹き飛ばされて海中に漂うコナンを見つけ、灰原が口移しで酸素を送ってコナンは復活。
(水中で息吹き返しても、咄嗟に息吸ったら海水飲み込んで大変になっちゃうんじゃね?とか思ったけど、そんなこと言ってたらコナン映画見れないから黙ります)

1つの酸素ボンベを交互に使い、手をつなぎながらゆっくりと浮上するシーンは、謎テレパシー会話と灰原の心情ナレーションにBGM「キミがいれば」も相まって、コナン映画らしくて美しかったなぁ。

「私達、キスしちゃったんだよ」というクソエモい心の声で海面に浮上した灰原。
(このセリフに引く人は引くでしょうね)

漁船で助けに来た蘭と博士が到着すると、灰原は意識を失って倒れている。

海中から急浮上すると陥る「減圧症」になっているのではと駆け付けて抱き起したコナンを押しのけて、灰原はまた横になる。

そこに蘭が到着してアタフタしている間に、灰原は蘭にキスをする。

(劇場内に“ひゃ~~~”という声が)

蘭は唖然とし、コナンは「寝ぼけちゃってるのかな?」というようなことを言って誤魔化す。

そこで灰原の「あなたの唇、ちゃんと返したわよ」の心の声。

灰原は、コナンに対して強い信頼以上の感情を持っているはずだけど、あくまでも蘭を尊重している。
はじめから絶対に越えられない恋敵でもあり、深い愛情を注いでくれる蘭に姉を重ねている側面もあり、自虐的な筋の通し方がどこまでも灰原だなぁと切なくも愛らしくなった。

しっかりと灰原の蘭に対する姿勢を示して、しかも驚きと笑いに昇華したところがコナン映画制作陣の方々のすごさだなと感じた。

▼このシーンはやはり賛否両論ですね。

キール/水無怜奈(本堂瑛海)の大活躍

冒頭でFBIの諜報員ニーナが殺された際に、キールもジンと一緒に後を追っていたのですが、

「そっちに行かないで」「捕まるなら私に捕まって」と心で呼びかけながら追いかけ、結局はジンが撃った弾がキールの肩を貫通してニーナの頭を直撃。

毎回こんなに心身共にすり減らしながら組織に潜入し続けているのは、CIA諜報員であった父が自分を守るために命を絶ち、死に際に任された任務を全うするため。

灰原と同じく、キールも2人は肉親を悲しい使命で失っている過去を背負っています。

そして、黒の組織に拉致された直美アルジェントも、父との夢である「世界中のあらゆる差別を無くすため」に開発したシステムを守るため、父を人質に取られても黒の組織になびきませんが、父が狙撃される瞬間を監視カメラ越しに見せられて、泣き叫び取り乱します。

その直美の姿と過去の自分を重ね合わせ、キールが灰原と直美が脱出する手引きをします。

ジンもウォッカもポンコツで本当に良かった。

運命を受け入れ、父の想いを受け継いで任務を遂行するキール、いつか報われますように。

蘭が“野獣”の大活躍

【鑑賞前記載】

閉じ込められたり人質に取られたり、テレパシーで新一に助けを求めるヒロインムーブの時もあれば、得意の空手と度胸で敵をバッタバッタとなぎ倒していくヒーロームーブの時もあり。

子供達の引率役やただのモブ扱いもあったり、作品ごとに極端に役割が変わる蘭ですが、今回は大活躍が見られるよう。

黒の組織のラムの側近であるピンガに誘拐される灰原。それに気づいて応戦する蘭が見られるよう。

舞台挨拶で、声優を務める山崎和佳奈さんが、

「蘭が野生を越えて野獣。最近は久しぶりに暴れられて嬉しい」と答えていたとか。

蘭の格闘シーンは期待大ですね!

阿笠博士のビートルでのカーチェイスも、灰原を追いかけてのことでしょう。

灰原のためにみんなで必死になって守っている様子もあちぃですね!

【鑑賞後記載】

月をバックに華麗にベランダから飛び降りて、手始めに誘拐犯の車のボンネットをボコし、刃物を持ったピンガと対等にやり合う蘭はもう、人を越えたかもしれない。

キャンティに狙撃された際に「オレが合図したら走れ」とコナンは蘭を走らせて囮にし、その隙にキャンティに反撃するのだが、いつものように蘭とコナン(新一)が「守り・守られる」だけじゃなくて、2人で「灰原」を守る(奪還する)ために共闘しているのがアツい。

今までこんな風に共闘していることあっただろうか。後で確認しよう。

赤井×安室の通話

物語の終盤、コナンと安室が通話中に、赤井から電話がかかってくる。

コナンはスピーカー通話にして、安室と赤井と3者で話をする。

米軍から借りた特別な武器で潜水艦を狙撃すると言った赤井に、

「組織一の腕前だ、お願いしますよ、ライ」

「もちろんだ、バーボン」

という、(セリフはうろ覚えだけど)お互いをコードネームで呼び合うシーンが!

これもあちぃ!

「キミがいれば」も健在!

昨年の「ハロウィンの花嫁」で「探偵たちの鎮魂歌」から15作ぶりに使用された神BGM!

「うつむぅ~く~このせなぁ~かに~♪」を聴いただけで涙腺緩むファンも多いはず。

その「キミがいれば」は今作でも流れるようです!歓喜!

【鑑賞後記載】
→コナンと灰原が海中から浮上する一番エモいシーンで流れました!
ピアノ弾き語りバラードっぽいアレンジから、急に激しくなる感じの。

ベルモットは「フサエブランド」のファンだった!

これは意外!

ベルモットはフサエブランドのファンだった!

灰原は「フサエブランド」限定ブローチの最後の1枚の販売整理券をゲットした。

後ろから「電車で長い時間かけてやってきたからどうにかなりませんか?」とスタッフに直談判する和服姿の上品なお婆ちゃんが現れて、灰原はその販売整理券をお婆ちゃんに譲る。

そのお婆ちゃんは、変装したベルモットだった。

老若認証システムで判明した「宮野志保は子供の姿で生きている」という事実を覆すため、ベルモットは宮野志保に似た老若女性に変装後、防犯カメラにわざと映って顔認証が一致する事例を多数作って欠陥を訴えた。

結果、思惑通り「老若認証システムは信用できない」とボス(あの人)に印象付けて、システムへの興味を失わせることに成功した。

安室からベルモットの動向を聞き「なぜベルモットは灰原を助けたんだ…」と疑問に思うコナンを、遠くから眺めるあの上品なお婆ちゃん。

歩きながら顔をバリバリ剥がして変装を解いて「それを突き止めるのが、探偵の仕事でしょう?」と不敵の笑みを浮かべてエレベーターに消えていったベルモット。和服の帯に輝くフサエブランド限定ブローチ。

14,300(税込/送料別)で予約販売ですって!

出典:トムスエンターテイメント

※余談:このシーンを見て「世紀末の魔術師」のエンディングで怪盗キッドがコナンに言った「じゃあこの謎は解けるかな?名探偵。なぜ俺が厄介な敵である君を助けたのか」のオマージュなのかな?と頭をよぎる。あれも大好きなシーン。

ニューヨークで自分を助けた蘭と新一を庇い続けている事といい、ベルモットは思っていた以上に義理堅い性格なんだな。

宮野志保に変装する用の衣装を選んでいた時だと思うけど、真紅のスリップ1枚でボルゾイ(確かそんな感じの凛々しい大型犬)と戯れていたところでもう100万点です。

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黒の組織は内情が描かれる度に無能さを増す

今回は黒の組織内部の人間関係や人柄などが色濃く描かれています。

謎に包まれていた時は、どんなキレ者が揃っている恐ろしい組織かと思っていましたが、内情が明らかになる度に個々のメンバーの我の強さや無能ぶり、組織として統率が取れていない状態が露呈されてきますね。

出てきただけでも、アイリッシュやピンガなど多くのメンバーがジンを快く思っておらず、組織内部で対立が起こり、本来はいち早く共有されるべき「コナンの正体が工藤新一である」という重大事実が組織に届いていません。

「コナンの正体を知った組織のメンバーは死ぬ」という方程式が出来上がり、「ジンはコナンの味方説」まで出る始末。

まあ、バレたら最終回だし、主人公が死ぬ訳にはいかないので、ジンが真実にたどり着くことはないのだろうと、逆に安心して観れるという現象を生んでいますね。

いやーそれにしてもウォッカのポンコツぶりは過去イチでしたね。

来年の劇場版予告

安室×赤井対決、赤井ファミリー、警察学校同期4人組、黒の組織×灰原哀の対峙…と、ここ数年は特大ボリュームのネタが続きましたが、来年はどうなるでしょうか。

一周してご無沙汰の平次、怪盗キッド辺りが来るか、また安室・赤井で女性ファンを呼び込む作戦に出るか。

今作で興行収入100億を越えてくるかどうかというところで、収入を落とさないように来年は更にインパクト大で攻めてくると予想。

明日観られるのが、本当に楽しみ!

平次の「覚えとけよ~キッド」(確か)という関西弁
ダイヤかハート(赤字)のAのトランプ
平次「何で?」コナン「キスじゃね?」というセリフ

→平次と怪盗キッドメインのようです!

また「Aの予感」とかやっちゃうんだろうか。

ゲスト声優:沢村一樹のアフレコが上手い

劇場版コナンと言えば、毎回ゲスト声優として俳優さんが起用されますが、今年は沢村一樹さんでした。

試写会で観た方ほとんど「沢村一樹は声優として違和感なく上手かった」と評価しています。

上記にも記載した海中アフレコイベントの動画を見ると、確かに上手い。

▼アフレコシーンに頭出ししています。本編のシーンが数分流れています。

【鑑賞後記載】

→最初は「沢村さんだ~」なんて思ってたけど、途中から全然気にしていなかった。確かに声優さんの中でも違和感なし。

▼名探偵コナンの動画配信なら、日テレ系列会社が運営しているHuluが豊富です。

>>Huluで劇場版 名探偵コナン特集を見る

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