ダンゴムシになっちゃダメ発言と胸の傷|ミステリと言う勿れ久能の悲しい過去

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ドラマ「ミステリと言う勿れ」で久能整が我路から届いた郵便物に驚く際に言った、

「ダメだもう 子供じゃないんだから ダンゴムシになっちゃダメ」に、

菅田将暉さんの演技に思わず「整くん可愛いなー!」と感じた方も多いと思いますが、あの「ダンゴムシ」発言には、久能整の悲しい過去が大きく関係しているんです。

漫画未読でドラマを楽しんでいる方向けに、ネタバレ最小限でまとめてみました!

最小限を心がけはしましたが、ネタバレ部分はありますので、
全く未知の状態でドラマを楽しみたいと思う方はオススメできない記事です

ですが、この事実を知っておくと、整を見る目が少し変わって、より深くドラマを楽しめると思うので、その辺りをご納得された方は、記事本文に進んでいただけたらと思います!

久能整の悲しい過去とダンゴムシの習慣

ミステリと言う勿れ 1巻

我路からの贈り物で精神的なショックを受けた整は、丸まって 「ダメだもう 子供じゃないんだから ダンゴムシになっちゃダメ」 と自分に言い聞かせて、池本刑事に電話をかけています。

整は辛いことがあると布団にくるまって「ダンゴムシ」のようになり、辛いことから身を守る習慣がついてしまいました。

今回の件以外にも、悲しい記憶を思い出した際にも、反射的に布団にくるまり「ダンゴムシになっちゃダメ」と自分に言い聞かせていました。

天達先生の友人の別荘に行く回「アイビーハウス編」でも出てきましたね。

それは、過去に精神的・肉体的虐待を経験していることが発端となっています

久能整は幼少期に虐待を受けていた

整は父方の祖母と父親の人物像を、

「父方の祖母が常軌を逸した人で、母は物理的にも精神的にもなぶり者でサンドバックだった」

「父は、基本仕事と称していなくて、いたら瞬間湯沸かしで、祖母の味方で言葉が通じない人」

と語っています。

「母親と同じで役立たずだ!」と整本人も暴力を受けることがあり、胸の傷は父親からの暴力だと思われますが、原作の漫画でも詳しく言及されていません

そして主に標的は母親の方だったとのこと。

義母、夫双方から暴力を受けて、母親は相当辛かったことと思います。

こういう話を聞くと、逃げることはできなかったのかといつも考えてしまいますが、

経済的な不安、子供を1人で育てていけるかの不安、自分が悪いと思いこむなどで疲弊していき、最終的には無気力になるなど、DV被害にあうと逃げることができなくなっていきます。

整の母親も、まさにそんな状況だったと考えられます。

久能整と母親

そのような暴力を日頃から受けていた母親は、次第に感情が平坦になり何も感じられなくなっていきます

幼い頃の整は、母親から何度も「ごめんね」と謝られていました。

ミステリと言う勿れ 8巻

あなたをかわいがってあげたいんだけど 何も感じない ごめんね…

ミステリと言う勿れ 8巻

どんな思いで整はこの言葉を聞いていたのでしょうか。

言う側も、言われる側も本当に悲しいし切ないですよね。

幼い子供がいる筆者としては、感情移入しすぎて心がえぐられるようでした。

DVを繰り返す祖母と父、無感情になった母との暮らしで、幼少期の整は愛情を与えてもらえず、一種のネグレクト状態だったのではないかと推察します。

母親が苦しんでいるところを見るのが辛い、
存在を隠して標的にされないように、
何かに包まれて安心感を得たい…など、

子供の力ではどうにもならない暴力から心も体も守るために、整は布団にくるまる習慣ができたのだと思われます。

ミステリと言う勿れ 7巻

母親の死

その後母親は亡くなりました。

自殺だとされていますが、整は「誰かに殺された」と考えています。

整は、バスジャック事件の時にされた「一番イヤだと思う死に方は?」との問いに

「事故やもしくは殺されたのに、自殺だと片づけられること」

と答えています。

これは、母親のことがあっての考えなのだと推察されます。

家に帰りたくなかった幼い頃の整の背景を理解し、色々なものに見たり触れたりして、当たり前だとされているあらゆるものに「なぜ?」と疑問を持つことを勧め、整の考え続ける姿勢を引き出して寄り添ってくれる大人の味方もいました。

それが、整が通う大学の天達先生の恋人であった美吉喜和です。

ドラマでは、水川あさみが演じています。

今の整の人格を形成した重要な人物ですね。

そうやって固定概念に縛られない柔軟で幅広い思考力が、「自殺だとされている母親の死に対しての疑問」に繋がっているとも考えられます。

整の今の性格に納得感があると同時に、こんな苦しい幼少時代を過ごしていながらも、その闇に引きずり込まれることなく「どうすれば良いのか」と考え続け、子供に寄り添う教師になろうとしている整がいるのは、喜和との出会いがあったからこそですね。

整にとって喜和は、常に物事を先入観なく捉えて考え続けるという武器と、それを人に話しながら前を向いて歩き続けることを教えてくれた、母親以上の存在の大きさなのかもしれません。

世のおじさん、父親への恨み

第1話の藪刑事のエピソードで、整が風呂光刑事や藪刑事に対して放った言葉には、世のおじさんや父親に対しての恨みが感じられました。

青砥刑事も「久能よ、おまえもおじさんになるんだぞ」と呟いていましたね。

家を訪ねてきた池本刑事にも、

「子供が父親に愛されたくて かまって欲しくてグレましたなんて ドラマの中だけのことですよ。

実際は ただただ無関心になっていくだけです」

と話しています。

整本人も、父親に名前を呼ばれたのは数回だけだったと言います。

その恨みも、生い立ちを知れば納得できますし、整の人格形成に暗い影を落としていると考えられますね。

ドラマの結末を一足先に漫画で読みたい!何巻から?

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ミステリと言う勿れ 7巻

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【ネタバレ最小限】ドラマミステリと言う勿れのダンゴムシ発言|悲しい久能整の過去 まとめ

久能整の「ダンゴムシ発言」には、辛くて悲しい母親の過去が隠されていました。

現在も連載中の「ミステリと言う勿れ」では、まだ明かされていない久能整の過去の謎も残されています。

今後明かされる整の過去がどんなものなのか、母親の死の真相なども気になりますね。

できれば、知ってしんどくなるものでないことを祈ります!

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