藤井風さんの「まつり」MVのリピートが止まらない方も多いのではないでしょうか!
ご本人も「第2のデビュー曲」「死んだときに葬式で流して欲しい」という程、歌声やメロディや歌詞、楽器の音色やMVの風景など全てが素晴らしく、
控えめに言って最高!後世に残る名曲です!
何でこんなに胸を掴まれるのか、初めて聴いた曲なのになぜこんなに郷愁感漂うのか、ものすごく人間の芯の部分に触れてくるような楽曲を不思議に思いながらも感動していたのですが、どうやらそれには秘密があったようです。
なぜ藤井風さんの「まつり」がこんなにも人の心を打つのか、その理由を調べてみました!
はぁ~もうやってくれるぜ、藤井風!
※こちらで使用した藤井風さんの動画・画像は、転載OKの藤井風公式アプリ、Youtubeから引用しています。
藤井風「まつり」が胸を打つ理由は432hz周波数にあり!
何度聴いても新しい発見があって再生の手が止まらない藤井風さんの「まつり」
どうやら私達が味わった感動や癒し効果、中毒性には、根拠となる理由もあったようです。
藤井風さんのサックス演奏のすごさを解説されていた、サックス奏者である我らが地場辰哉(ちばたつや)さんが、Youtubeに以下の動画を投稿しています。
藤井風さんのまつりの秘密は、
432~3hzの周波数を使っていること!
「えー??なにぃーー??どーゆーこと??」
何のこっちゃ分からないですよね。
筆者も同じです。全く音楽的な知識がなく意味が分かりません。
ゼロから集めた知識ですが、調べたことを順番にまとめていきますね。
周波数などのをご存じの方は、考察まで飛んじゃってください!
周波数と音楽
周波数とは何か?
まず、周波数とは何でしょうか?
周波数とは、1秒間に繰り返されるこの波の数のことです。
単位は、ヘルツ(Hz)といいます。
60ヘルツとは、波(山と谷で1組)が1秒間に60回繰り返すことをいいます。
この例では、波(山と谷の組)が1秒間に3回繰り返しているので、3ヘルツ(Hz)ということになります。
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基本的に、周波数が高いと高い音、周波数が低いと低い音になります。
音楽と周波数
音叉やチューナーから出る音を聴いて楽器を調節している様子をよく見ますが、その際に使われるのが周波数です。
「432Hzでチューニングしたラ(A)の音」「440Hzでチューニングしたラ(A)の音」とでは後者のラの音の方が若干高くなります。
音の高低を数値で表した周波数で音を合わせれば、楽器単体での音の調節はもちろん、大勢で同じ曲を演奏する時などにも役立ちますよね。
その中で、「基準周波数」というものが生まれました。
楽譜とかにA=440というような記載があって、それが、
ピアノの鍵盤で真ん中のラの音(A音)の周波数を440Hzにする
という意味なんだそうです。
現在の基準周波数
1953年に国際標準化機構(ISO)で「A=440Hz」を基準周波数と定め、「国際標準ピッチ」とも呼ばれているそうです。
そのことから現代では、A=440Hzを「基準周波数」として音楽を作ることが標準的になっています。
今私達が聞いている音楽のほとんどが「ラの音(A音)=440Hz」ということなんですね。
432Hzの周波数の特徴
世界基準の440Hzを基準周波数とすることが標準になっている今、432hzの特徴や使う理由が気になりますよね。
432Hzは究極の癒し周波数と言われる
432hzは音楽がより美しくなり、さらに癒し効果が高いとされていて、ヒーリング音楽などはほとんどが432Hzで作られているのだとか。
自然界に存在する全ての物は異なる周波数で振動するエネルギーで構成されている中で、水の音や心臓の鼓動などが432Hzに近く、それが元で432Hzは宇宙の周波数とも言われています。
この説で良く用いられる写真がこちら。
水に光を当てながらそれぞれの周波数の音を流し、その波紋を撮影して見ると左の432Hzの方が水を綺麗に振動させていることが分かります。
人間は70%が水で出来ているため無意識にこういった音の振動の影響を受け、432Hzに共鳴して癒されるという説も不思議なことではない気はしますね。
その他にも右脳を活性化する周波数としても知られていて、潜在意識覚醒を促し、開運や健康促進にも効果があるようです。
個体差もあると思いますが、スピリチュアル界隈では広く知られ、用いられているようですね!
聴き比べ動画もいろいろあります。
どうでしょうか?違いを感じられますか?
確かに432Hzの方が音に角がなく心に響いてくる感じがします。
440Hzが国際基準になる前432Hzが一般的
元々、1950年代頃に440Hzが国際基準になる前は432Hzが一般的だったようで、モーツァルトはすべての楽曲に432Hzを使用していたと言われています。
古典楽器は432Hzが多いようですし、インド楽器シタールのメイン音符のピッチでもあるのだとか。
現代のアーティストでも、宇多田ヒカルさんやエンヤ、ボブマーリーなど、432Hzを好んで使う方は多いみたいですね。
そんなに効果があると言われていて、好んで使う人も多かったなら、国際基準周波数は432Hzにしたらいいやん!と思ってしまいますが、何で440hzなのかは調べ切れませんでした。
何か明確な理由があるのだろうか。分かったら追記します。
440Hzに関するいろいろな噂
『ジョン・レノンを殺した凶気の調律 A=440Hz』という著書によれば、440Hzの音は人々を興奮させ、ヒステリーを起こさせる音階であると言われているそうです。
何という物騒な話!!!!
ナチス軍が「人の精神的部分に攻撃的な感情やストレスを生む作用」は何かという研究から、440hzを採用したという説まであり、「440hz vs 432Hz」周りには都市伝説やスピリチュアルな要素で混沌としています。
信じるか信じないかは、あなた次第というところでしょうか。
藤井風が「まつり」に432Hzを用いた理由を考察
事前知識インプットはここまで。
やっと話題が藤井風さんに戻ってきました!
ではなぜ、藤井風さんは「まつり」に432Hzを用いたのか、理由を考察していきます。
篠笛に合わせた周波数(ピッチ)が432Hzだった
「まつり」内に使われている篠笛に合わせたピッチにしたところ432Hzになった
という、地場さんも指摘されていたこの説が一番有力だと思います。
篠笛は日本の伝統的な木管楽器で、篠竹(しのだけ)という竹で作られたものなので、その都度笛を切ってピッチを調節する訳にいかず、「笛」に曲自体のピッチを合わせるのが常識とのこと。
篠笛なしには「まつり」は完成しなかったと思うので、曲の方のピッチを下げたというのが一番現実的な線ですね。
宇宙の周波数の力を楽曲に込めたかった
こちらも、藤井風さんならありそうな理由ですよね!
藤井風さんは、インドのサイババの影響を色濃く受けて、全ての宗教やスピリチュアルな物事に精通している方です。
瞑想、チャクラ、第三の目、宇宙大学の生徒なども、配信ライブやトークで出てきますので、この「宇宙の周波数」もご存じのはず。
「何なんw」の冒頭にマントラ仕込んできた人ですから、宇宙の周波数も使いこなしちゃうでしょうね!
ジャンルレスでグローバルで全部盛りなのに、宇宙の周波数もぶち込んできたとは!
や~もう、やってくれるな、藤井風!
その一言に尽きます。
※チャクラと周波数にも深い関わりがあって、人間の体にある7つそれぞれのチャクラを癒す周波数というのがあり、それが「ソルフェジオ周波数」というそうです。
出典:チャクラ対応の周波数音楽
藤井風本人より、周波数に対して言及あり
【追記】
2022/4/3に、藤井風さんご本人より「まつり」の周波数についてTwitterやInstagramで言及がありました。
“まつり”という曲は意図的に432Hzという音の高さにしています🎶
— 藤井 風 (@FujiiKaze) April 3, 2022
demo音源(笑) pic.twitter.com/KsTthwI38z
まつりはあえて432Hzで演奏しています🎶
何か特別なものを感じてもらえたらと思います。(画質が悪いですが)
つまり、癒し効果を狙った宇宙の周波数に合わせたということなのでしょう!
そして、デモ音源なのにクオリティ高すぎやしませんか?
篠笛に任せた旋律も、コーラスワークやフェイクも、この時点で決まってるもんなんですね。
この音源だけですごい奥行きがある。。。。
めっちゃ貴重なものを出し惜しみせずに公開してくれるところも太っ腹ですね!
音楽を知り尽くして幾重にも人を幸せにする仕掛けを施してくれる姿勢が本当に素晴らしい!
藤井風「まつり」が胸を打つ理由が判明!人間の心を癒す秘密って何? まとめ
432Hzという周波数が本当に人を癒すのかということは科学的には立証されていませんので、楽曲自体の素晴らしさや受け取り手の感じ方によるところも大きいと思いますが、
「何でこんなに心掴まれるんやろう。。。」という答えの1つが、この432Hzという周波数にあるかもしれません。
周波数なんて、全く予想外のところからパンチくらった感覚がありますが、常に想像の遥か上前方に連れて行ってくれる藤井風さんは、これからもありとあらゆる手法で私達を楽しませてくれるんでしょうね。本当にワクワクします!
また地場さんも解説してくれると思うので、何かあれば追記します。
LASA到着が本当に待ち遠しい!
コメント
コメント一覧 (2件)
ピッチの件、公開初日にイントロだけですがピアノで耳コピして弾いていたので気が付いていました(自宅のピアノの調律と原曲の周波数が合わず、若干気持ち悪い感じで弾いていましたw)。篠笛に合わせてピアノの調律も現在基準より意図的に下げていたんですね。興味深い記事をありがとうございました!
fuzzy gase様、コメント頂きありがとうございます!
周波数の違いに気づかれていたのですね!すごい!
絶対音感があって耳コピができる方には、この微妙な周波数の違いを若干気持ち悪いと感じるということも、素人には分からない繊細な世界でとても興味深いです。
音楽の専門家ではない人間が調べた見解ではありますが、やはり地場さんもご指摘されていたように篠笛に合わせて下げたと考えるのが妥当ではないかと。
宇宙の周波数説も捨てがたいですけどw
いつか藤井風さんご本人に解説していただけたら嬉しいですね。
改めまして、記事をお読みくださり、コメントまで頂きましてありがとうございました!