新空港占拠映画化は本当？理由なぜ？「ネメシス」同様事前に決まっていた可能性

2024年2月17日2024年2月23日

大病院占拠の続編、日テレ系ドラマ「新空港占拠」

今作も考察やツッコミでSNSなど視聴者は盛り上がってますが、2024年2月9日に「ウソだろ？櫻井翔「新空港占拠」映画化へ」と映画化に関する報道が出ました。

この報道に喜ぶ視聴者と、武蔵よろしく「嘘だろ！？」と困惑する視聴者と、二分されている印象です。

映画化の話は本当なのか？

「大病院占拠」を制作する際に、既に続編と映画化の話は決まっていたのではないか

と筆者は考えています。

その根拠は、同じく櫻井翔さん主演ドラマで映画化された「ネメシス」の事例。

どういうことなのか、順番にご説明していきたいと思います。

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新空港占拠映画化は本当？報道の概要

2024年2月9日付けの東スポwebのネット記事で、今回の新空港占拠は「映画化話が進んでいる」と報道されました。

ウソだろ？櫻井翔「新空港占拠」映画化へ　１月航空機事故で脚本変わっていた！

櫻井翔（４２）の１月期主演ドラマ「新空港占拠」（日本テレビ系）に驚きの映画化話が進んでいる。

「新空港占拠」は昨年放送されたドラマ「大病院占拠」の続編。今作は武装集団に占拠された空港で、櫻井演じる刑事・武蔵三郎が人質を救うために立ち向かっていくオリジナルサスペンスドラマだ。

　今作も仮面をかぶった武装集団と櫻井のアクションシーンが最大の見どころだが、前作同様にＳＮＳ上では櫻井の〝キレのないアクション〟や「ウソだろ」という決めゼリフの連発に「ネタドラマ」とまで言われている。

　しかし制作関係者は〝櫻井サマサマ〟だという。

「実は１月２日に発生した航空機の衝突事故の影響から脚本が大幅に変更された。当初は映画『ダイ・ハード』をモチーフにした爆破や火薬を使った演出などが予定されていたが、事故を連想させることからできなくなったんです。そのためカーチェイスやアクションシーンを多く組み込んでいますが、その負荷が櫻井さんにかかっています。櫻井さんもネット上でネタにされているのは分かっているようで『ドラマが話題になればいい』と気にせず本気でアクションに取り組んでいます」

　たしかに櫻井の演技はツッコミどころ満載だが、ドラマ自体は武装集団を誰が演じているのかなどの考察が盛り上がっており、見逃し配信の再生回数も伸びてきている。

「失笑されながらもドラマは第２弾までこぎつけた。スポンサーや局上層部の評価も高く、映画化でもうひと盛り上がりさせたいそうです。前作、今作と主題歌がＳｎｏｗ　Ｍａｎなので、映画化となれば櫻井さんと人気絶頂のＳｎｏｗ　Ｍａｎを共演させたいそうです」（制作関係者）

　俳優・櫻井の代表作は決まったようだ。
東スポweb

「映画化話が進んでいる」「俳優・櫻井の代表作は決まったようだ」と確定的な書き方をしていますが、本当なのでしょうか？

占拠シリーズに対しては「つまらない」という批判や、失笑して視聴を辞めたという方も多くいると思いますが、「ネタドラマ」「考察ドラマ」として全力で楽しんでいる層も根強くいます。

元々、このように賛否両論巻き起こさせてSNSを盛り上げながら認知を狙う作戦で、新しいエンタメドラマとして作られているのだと思いますしね。

視聴率や配信ランキングも悪くないので、現状は映画化の話は進んでいるものと思われます。

というのも、同じく櫻井翔さん主演ドラマで映画化された「ネメシス」の事例があるからです。

新空港占拠映画化の理由なぜ？「ネメシス」同様事前に決まっていた可能性

2021年に日本テレビで放送された櫻井翔さん、広瀬すずさんW主演のドラマ「ネメシス」が映画化され、2023年3月31日から公開されました。

ドラマ放送中には「つまらない」酷評も多く、視聴率も全話平均8.6%と奮わなかったかった「ネメシス」が映画化されることに、当時も疑問の声も多かったです。

ドラマ版が爆死したにも関わらず「ネメシス」が映画化されたのは、下記の理由がありました。

ドラマ開始時からドラマと映画はセットの契約だった
“映画込み”にしないと豪華キャストのギャラが捻出できなかった

「そもそも『SR サイタマノラッパー』シリーズや『22年目の告白 ―私が殺人犯です―』などの入江悠監督を総監督に、『キングダム』『ちはやふる』シリーズなどの日テレ・北島直明氏をチーフプロデューサーに据えるという布陣からして劇場版を意識した座組みでしたが、ドラマ放送前から噂されていたとおり、櫻井と広瀬を口説く上で、初めからドラマと映画版はセットの契約になっていたんです。

ドラマには江口洋介や橋本環奈など脇にも豪華キャストが多数登場しており、“映画込み”にしないとギャラが捻出できなかった。ドラマの視聴率が振るわなかったこと、新型コロナでスケジュールが組めなかったことで一旦製作保留となり、局としてはこのまま映画化は“封印”したかったのが本音でしたが、結局、契約書があるため逃げられなかったわけです。
日刊サイゾー

本来ならば、映画化する水準を満たしていない「ネメシス」を映画化したのは「契約を結んでいたから」という事情があったんですね。

また、日本テレビと、櫻井翔さん・スタートアップ(旧ジャニーズ事務所)側との強固な関係性もあったようです。

櫻井翔が日本テレビに多数起用されて貢献しているため、影響力がある
→『1億3000万人のSHOWチャンネル』
　『news zero』『日テレの選挙特番』のキャスター
　『THE MUSIC DAY』の総合司会、
チーフプロデューサーである日本テレビ北島直明氏は、櫻井の大学時代の同級生で友人

映画プロデューサー
北島直明 Naoaki Kitajima

出典：日テレ採用サイト

2004年入社経済学部卒

営業局を経て、入社8年目より現職。映画プロデューサーとして『キングダム』『ちはやふる』シリーズ『22年目の告白 —私が殺人犯です—』『ルパン三世　THE FIRST』『藁の楯』『50回目のファーストキス』『斉木楠雄のΨ難』『オオカミ少女と黒王子』など、数々の作品を手掛ける。

このように、

ドラマ版の映画化は、単純に「評判」や「視聴率」が良かったから実現するケースばかりではない

ということですね。